

原作小説も漫画も、どちらも昔、買いました(上)
小説の「屍鬼」が2巻なのは1巻がどこかにいってしまって見つからなかったからです。写真を撮ろうと探したら2巻が出てきました(笑)
ところで小野不由美さんのこの小説がスティーヴン・キング「呪われた町」へのオマージュである、ということはこの作品を好きな人たちの間では有名な話です。1巻の扉に書かれてましたから。
ボクが初めて、S・キングの「呪われた町(SALEM'S LOT)」に出会ったのは、レンタルビデオでした。
レンタルビデオ屋で「B級ホラーでも観ようかな」と思って貸りたのが、トビー・フーパー監督がテレビ向けに製作したこの「死霊伝説」でした。

キング作品にはよくある、観賞後に<今ひとつ感>が残るB級作だろうと思って見ました。実際、そんな風なTV映画ではあったのですが、アメリカの田舎町で起こるこの吸血鬼物語をボクは忘れられなくなってしまい、安いDVDを発見したときに思わず買ってしまいました。小説「屍鬼」が執筆される前のことです。
この作品にボクはけっこういろいろお金を費やしている、というこの事実。
寝苦しい夜、暗闇の奥からぼんやりと、やがてはっきりした輪郭をもって復活してくる1度死んだ人間の物語(吸血鬼)に、ここまで魅了されてしまうのは、なんでだろう~。
古典的な吸血鬼譚の臭いがするからなのかもしれません・・
ということで夏ホラーの話題、今回はこのへんで。
みなさんにとって、いい夏になりますように。